フェイクレザー
フェイクファーと同様、フェイクレザーというものがある。
フェイクのレザーだから、皮革に似せた素材ということだけど・・・
少し前までは人口皮革・合成皮革何て呼んでいたのですが・・・
フェイクファーのようにフェイクレザー生き物の皮を使用するので
フェイクファーがエコファー何て呼ぶのと同じように
フェイクレザーもエコレザー何て呼ぶようになるのかもしれませんね。
アパレルメーカーではネオレザー何て販売したりしていルところもあるようです。
そもそもフェイクレザーはどのように作られているかというと
合成皮革・人工皮革で違ってきますが
合成皮革は
生地の上に合成樹脂を塗って作られています。
合成樹脂はポリウレタン樹脂や塩化ビニールを使っているので、
極端にに言うと プラスチック や ビニール ということになります。
そして、樹脂を表面に塗って型押しをすることで、革らしく見せる方法をとっています。
人工皮革は
合成皮革は表面のみを革に似せたものですが、人工皮革は天然皮革の
機能 と 構造 を人工的に再現した人工素材です。
人工的に革に近い風合を持つ素材を目指して作られているので、感触も天然の革に近いです。また、天然皮革と同じように起毛させるスエード加工 や 銀付き革 に加工することもできます。
加工方法は、合成皮革では布をベースにしていましたが、人造皮革では布に合成樹脂を染み込ませて加工したり、それをベースに上から合成樹脂を塗ることで天然皮革に似せて加工しています。
合成樹脂は、染みこませるのにポリウレタンを使い、上から塗るのにはポリウレタンやポリ塩化ビニルがよく使われています。
海外ではどちらも合成皮革と分類そうですが日本は違いを明確にするために
表記を変えているようです。
特徴は
天然皮革に比べて水に強い性質があります。
コーティングされているので中に汚れが染み込みにくいので、水に中性洗剤を少し入れたものを布に染ませてしっかり絞ったもので表面を拭くことで普段のお手入れはできます。
ただ、素材がビニールやプラスチックと同じようなものなのでなひっかき傷をつけたり、経年劣化という変化が現れます。
体脂 や空気中の 水分・熱・紫外線・大気ガス などの影響を受けて、時間と共に少しずつ分解されていきます。この分解が進んだときに洗濯やクリーニングにすると、コーティングが ひび割れてボロボロになってしまいます。
表面がベタベタする
気泡が入る
表面がひび割れて剥がれる
伸縮性のあるお洋服ががヨレヨレになる
表面から白い繊維状のものが出てくる
どのようなお洋服にも変化や劣化はありますが
フェイクレザー・人工皮革・合成皮革は
明らかに経年劣化という変化が現れやすく
2-3年で発生する可能性があると、お洋服の洗濯表示にも書かれています。
購入されるときにはこのような情報をしっかり確認した上で
長年着用するものではなく、期間限定でのお洋服だと理解して着用されることをお勧めします。
それを理解した上での着用ならば
よくできた素材だと思います。